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頭上から。
元気ですか?
先日、23歳になりました。
着実とホームパイの様に年を重ねています。
都内に引っ越しました。
前の家はまさに昔の自分の思惑を爆発させた感じの家でしたが、
今は至って床が冷たくなく、湿気も溜まらない、
虫の侵入に恐怖しない、日射しの当たる、
人間が住める快適な住まいになりました。
転換期です。
ここ一年以上は自分の表現の幅を拡げるための技術、常識を覚えるために必死に働きました。
あまり多くは触れませんが複数仕事を掛け持ちしているので会社帰宅後朝まで仕事ナポレオンの日々が多々です 。
そこは精神崩壊しないよう楽する時は楽して休めるときは休んでへっへーとか言ってましたが、
徐々に作るという事に対し動機や姿勢、アイデンティティーに濁りが出てきました。
仕事の納期やもろもろの事が常に頭の大多数占めてしまうし、生活の8割が液晶の中ではしょうがない。
いいアート(仕事も)を生み出すには人間らしい生活に気を使う(楽をするという事ではなく)べきだと最近思い始めました。
例えば毎日松屋のタッパー電子レンジ飯や栄養の抜けたサラダを舌に味わせるのではなく、
自分でフライパンを使ってやいた目玉焼きやベーコンを舌の上で転がし焼きすぎたなとか塩加減がどうとかを考える時間、カラスの行水ではなく湯船に体を浸かす時間、ゴシゴシと固いタオルで急いで顔を拭うのではなく、肌荒れに気を使えるような時間、カチカチのソファーで丸くなるのではなくふかふかの布団に身を包む時間、液晶に向かって朝日を迎えるのではなく、朝日を浴びて目覚める時間、
こういった何気ない生活のリズムが新しいアートへの感心と欲求を再び呼び戻し、自己プロジェクトと向き合える土台を築き、その土台で改めて勝負を挑む事が出来るのではないのでしょうか。
今の状態は土台に自分が(技術を吸収して)排泄した糞とヘドロと藻が絡まって良い弾が打てません。新しい弾も搬入出来ません。
この状況を打破するために仕事のバランスを見直し、
自分の生活にもっと目を向けようと思います。
23歳はそんな年で。
自分にも忙しくありましょう。
それでは。