「明けましておめでとうございます!」
今年もよろしくお願いします。と誰かの声を聞く。

いいんですか?
もっとこう、新年を迎えたんですからワーッと騒ぎましょうよ。
え、まあそうですね、…ああ皆様、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
で、この「社債」という言葉の意味なのですが──────。

僕は、NHKにチャンネルを回していて正解だったと思う。
2011年の始まりに除夜の鐘の108回目を流したNHK。ありがとうNHK。11:55の番組とか、真夜中のシャキーンとかすきだよ。

前年はどんな年だったか、今さらながら振り返って見る。
2010年大きかった事は、ロクジョーヒトマ4の完成、携帯のFlash界で尊敬している方にお近づきになれた事、Blip Festival TokyoでのVJ、Chiptune界隈の素敵な人たちとの出会い、そして一番は携帯電話がスマートフォンの時代の置き換わり始めて僕の活動スペースが大きく揺れた事だろう。

僕は携帯電話の一人一人の手のひらの中にある極めて小さくてニッチな世界が好きだった。一枚のノートに思いや表現をしたたかに書き溜めていく感じ。
スマートフォンはなんか違うよね。目の前に常に人がいるように感じる。直接口でしゃべっている様な。いや、携帯もそういう時代になっているかもしれないけど。
むしろ一番影響を及ぼしているのは反応がリアルタイムに返ってくるソーシャルという存在なのかもね。

前年は外を意識しすぎて他人に一切害のない、悪く言えば没個性化への道を歩みかけた年だったのかも知れない。
だから、今年は自分の中の小さい世界をいかに築いていくかが大事なんじゃないかと思う。そしてその築いた世界をOUTPUTしていく方法を作ること。

携帯電話界隈にあった多数の待受サイト、このままスマートフォンが標準になると自分の欲しい画像なんか簡単にGET出来しまうし、作り手側も、昔みたいに個人の携帯サイトなんて簡単に持てないし、発信する場所もない。そんな状態に一石投じようと今、#9と色々画策中です。

そしてFlash作品に於いてもスマートフォンで何か公開出来ればと思います。
FlashはIT界隈では鼻で笑われてるけど、ぼくは大好きです。アニメーションも音もプログラムも扱える、しかも他に比べて取っ組みやすい。こんな作り手にとって楽しいツールはないよ。
手始めにロクジョーヒトマ1のリメイクを作っています。僕が携帯電話でゲームを作り始めた頃の様に、またロクジョーヒトマ1から始めて色々勉強したいと思います。

さらにVJの方も先日とあるメールが来てすごいビックリなんだけど、何がなんても再びその地へ行きたいと思います。それは追々お知らせできると思います。うまく行けば今年一番のドキドキになるかもしれない。

なんだか色々なベクトルで忙しいわね。でも全部好きなんだからしょうがない。諦めよう。
今年もよろしくお願いします。