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昨日深夜、麻酔も切れたし、御飯を食べようと思いだし、外にでる。
靴ヒモを結んでないな。
靴ヒモを結ばなくてはいけないと思う。
私は体を屈める。
びっくりした。
だって目の前に青い液体がベッタリと散乱してるんだ。
なんて青々しいのだろう。
液体はポタポタと隣の部屋まで続いてる。
ドアの下から液体が漏れている。
ああびっくりしたなあ。
私はちょっとびっくりしたけど
別に怖い事ではないなあ、そう受け取れて良かったなあと考える。
靴ヒモは結び終わったし
何より私は今からごはんを買いに行かなくてはいけない。
コレダが最近相手にしてくれないのねって僕を待ってる。
サンキュー。君は僕がキックを入れれば動いてくれる。
これって当たり前なのかもしれないけど、
案外僕は感謝してるんだぜ。
君は結構年寄だからな。
今は君みたいなバイクが少なくて悲しく思うよ。
君のお父さんもいつの間にか姿を消しちゃったんだ。
いつかブレーキ回りのオーバーホールをして貰おう。
オイルも入れてやるからさ。
コレダに跨がりキックを入れる。
コレダは声をあげて走り出す。
急な坂を下る。
ああ空、あなたは気象庁が出した台本を読んで、
明日の空模様の準備をしているのだね。
頬に時々当たる冷たい感触でわかる。
今日は雨だ。
セブンイレブンで唐揚げ弁当とカップ麺を買って帰る。
家の前で地面の青い液体がお帰りなさいと。
ああ、君、この調子だとこの先ずっと残ってそうだね。
写メ撮りたいなあ。
でも隣の人に聞こえるや。
面倒事は嫌いだよ。
(でも僕はいつも自分を面倒な状態へ追い込んでしまう。)
家のドアを開けると部屋中に甘い香りが立ち込めてる。
こんなに匂いが籠ってたのか。
案外気付かないものだな。
そう気付かないものです。そして
今横になって携帯を打つ私は
部屋に重鎮してる甘い匂いにの存在に気づきながらも
それがどれくらい甘いのか分かってないのです。
立派なものさしが欲しいです。
巻き尺でもいいんですが、測れるもの。
でも数値にはしたくない。
砂時計の様な曖昧さがほしい。
しかし彼らだって終わりはきちっとしている。
それに比べ僕ときましたら…。