湿気と川崎
6月22日 天気くもり
湿気がひどく、顔に脂汗をベトリとかき、不快感で目覚める。
台所で顔を洗う、洗顔料の香りより、どこからか漂う臭いが気にさわる。
原因は排水構じゃない、台所と冷蔵庫の隙間に落ちた大きなキャベツの葉っぱだった。
(葉っぱじゃないこの状態では枯れ葉だ。
それも土になりかけの。)
趣味が悪いオレンジと白色の冷蔵庫を右にどけて
手にビニールを装着し犬のうんこみたいに掴んでそれを捨てた。
いつもより早い目覚めだったので家で朝御飯を食べた。
滅多に開ける事のない缶詰を1つ開けた。
中身は何の魚かは分からなかった。味の濃い魚。
改札に駅員がいない工業地帯の町、浜川崎に住み始め、
オフィス用のミネラルウォーターを販売する仕事について2ヶ月弱経ちます。
僕のやる事と言えば、営業、営業、営業。ただそれのみです。
毎日川崎駅周辺の雑居ビルをエレベーターで最上階へ登り、
自分の足で階段を一階ずつ下る。
セールスをするためにドアを叩く、
無論毎回話がうまくいく訳でははない。
大抵は部屋に入ろうとする蛾を追い払うような素振りをされる。
だからなんか腹が立つし悔しくもなるし、そういう気持ちを納得させるためにこれは"足腰の筋トレ"と自分いい聞かせる。
(階段は登りより下りの方が体にはキツいらしい。)
しかし、何はともあれ、
営業は相手へ訪ねに行かないと意味がない。
だから今日も筋トレする。
残業が少ないのが今の仕事の唯一の救いだ。
お金がたまったら何がしたい、どうしようか。
今日からコーヒーメーカーの営業も始まる。荷物が増えるなあ。。
というフィクション。
2 Comments
嘘つき(笑)
なかなか面白いです