最近紙を燃やしてるのが楽しい。
紙のお香だけど。火を灯した時にジッと赤くなるのが楽しい。ジワジワと燃えるのが見てて飽きない。ジワジワと燃えている間はジワジワと燃えている事自体に集中が出来る。火が燃えている間は火が燃えていると思う事ができる。1つの物事に集中することが何の障害も無くスッとできる、これはすごい事だと思う。

紙に火をつける為のライターが切れた。
このライターは昔、線香をあげるために買ったライターだった。もう2度と近づく事はないと思った土地、奇しくも先日近くを歩く機会があった。街灯の無い道、波の音、向こう岸にポツポツと光る街の明かりを向かう訳ではないけど目印の様にして歩く。今も昔も変わらないし、ここは変わる必要もない。

奇妙な偶然が重なったなと思った。