次の夢は東扇島の川崎マリエン前あたりのボコッとへこんだ道路の上で、細長いトラックが止まって作業着のおじさんがハイパーヨーヨーのガチャガチャを運んでた。中身は偽物だった。

小学生の頃に買ったハイパーヨーヨーは偽物の安物で、透明なプラスチックに橙色と緑色のパーツが埋め込まれた物だった。

不良品で買ってすぐ壊れてしまい、自分で無理やり直そうとドライバーで穴を開けて状況を更に悪化させた。

次の日、返品をしようとヨーヨーを買ったおもちゃ屋さんに自転車を走らせた。
開店前の時間から座って待ってたっけ。

おもちゃ屋さんの人は優しくて、新品の偽物のハイパーヨーヨーに変えてくれた。

クラスメイトの名前はもう忘れてしまったけど、そんな優しさは憶えている。