(地上から)高いところで珈琲をカップで飲んで椅子に座っていて、椅子は1つのテーブルを挟む形で1つあるんだけど、もう1つの椅子の上には自分の鞄が座っていて、窓の外には雲がぽかんと1つ浮かんでいて、オレンジと水色のグラデーションは綺麗だけど、ぽかんと浮かんだ1つの雲が遠足の集合時間に遅れて置き去りにされた子供のようにどうしていいかわからないみたいで、僕は本を読んでいてその本は季節の言葉の事を解説していて、例えばうなぎの料理の方法は西と東と違っていてその昔江戸は武士の町のためハラを切るのは忌まれていたので背ざきに逆に大阪は町人の町だったので料理の早い腹ざきにするとかなんとか、ぽかんと浮かんだ雲の様にすぐ忘れてしまいそう(本当は忘れたくない)な事が書かれていて、お腹の中にはカレーライスと先ほど珈琲と一緒に頼んだケーキが入っていたので、僕は幸せそうな気分で寝た。