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*log空に落ちる

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日没の30分前に外に出て、電車に乗って、日没の30分後に公園に着く。
成城石井で鯖寿司の盛り合わせと缶コーヒーを買った。
外はびっくりするぐらい暗い。観覧車も光ってない。
ベンチに座り前方遠くに灯る光を見ながら鯖寿司を頬張る。缶コーヒーがびっくりするぐらい合わない。
仰向けになる。こんなだらしない格好になっても暗すぎて誰も気にしない(いない)。
残り20%の小説を一気に読む。幸せな終わり方だった。
台風明けの空はまだら雲でいつもより、地面に近い。早いスピードで月を隠したり見せたりして通り過ぎてく。
いつも仰向けになる時は天井があるから安心してた。でも今は空しか見えない。

空に落ちるイメージを描く。
まず手が震えてスマートフォンを落とす。


*log時の流れが速いという事は

思い出してないという事。
思い出さないという事は今や先の事だけを考えているという事。
先の事しか考えられないという事は未来に不安があるという事。
今の事しか考えられないという事は少し利欲に囚われてるという事。
思い出すという事は記憶するという事。
記憶するという事は自分が生きたという事を確認する事。
生きたという記憶は自分の位置を確認出来るという事。


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